東京を拠点に国内外で活動するインストゥルメンタルバンドJABBERLOOP、昨年結成10周年を迎えた現代版ジャズロック・ピアノトリオfox capture plan、新世代インスト・ジャズ界のオールスターチームPOLYPLUSのメンバーとして活動する岸本亮が、待望のソロデビューアルバムをリリース。ピアノソロのイントロ①「Introduction to Projection」から、グランドピアノとシンセサイザーのリフの交差と、タイトでミニマルなビートが特徴的な②「PROJECTION」で幕を開け、岸本の持つ独創的な世界観に一気に引き込まれる。90年代のニュージャックスウィングを感じさせる③「The Outsider」、メロウなヒップホップナンバー④「Broadcast」など、個性的ながらも幅広い楽曲が出揃う。fox capture planのセルフカバー⑥「Trinity」、JABBERLOOPのセルフカバー⑦「Atmosphere Entry」も収録。アルバムのラストを飾るのは、⑨「Keep the Faith」。2020年にリリースされたPlaywrightソロ配信コンピレーション「Playwright Library of Sounds -solo works at home- vol.2」に収録された音源からアップデートされたNEWバージョン。BS朝日「自分流～“知”の探求者たち～」タイアップ曲であり、疾走感の中で繰り広げられる、熱気溢れる演奏は、タイトルの通り、まさしく「信念を貫け」というメッセージが感じられる。 今やジャンルの垣根を越えて活動の幅を広げている岸本の根底にある音楽性が、余すところなく詰め込まれた1枚となっている。