この曲は、普段僕が合唱を教えている場所で始まる前にふと思いついたリフから作っていきました。その時のボイスメモがこちら。 意外とそのまま採用されてます。 作っている間に、なんか小学生の時にやった天体観測を思い出しました。当時の先生が、多分いけないことだけど、夜中の学校を解放して、星の観察をさせてくれて、クラスのみんなと寒空の下、星を観察した空気感というか、その時の情景を思い出して、それを形にしていきました。 タイトルのRAGOは、天体について調べていた時、九曜のなかに、日食や月食を引き起こすとされる実在しない天体、羅睺というものを知って、タイトルにしました。 科学の進歩で日食や月食のメカニズムは誰でも知っているけど、最初にそれを体験した人は、何か不吉な、恐ろしいものがその現象を引き起こしていると考えたんだと思います。そんな想像力って素敵だなって思ったりするんですよ。 人間は、その歴史とともに、何が正しいか、間違っているかを解明し、検証し、繋いできているけれど、今はできない事をしてくれた小学校の先生と、今は誰もあると思ってない天体が、僕の新しい曲を作るエネルギーになってくれました。何が正しいかわかんないよね。 ともかく、今後も色んな事を考えながら曲を作っていきます。来年は隔月でリリースをしていくので、よろしくお願いします。