2012年のジャズ・シーンに衝撃をもたらしたデビューから、通算10枚目(企画盤含む)にして初となる全編ソロ・ピアノ・アルバム。 持ち前の豊かな表現力を最大限に引き出す、ジャンルの垣根を超えた名曲のカヴァーを中心に収録。これまでのキャリアを俯瞰しつつ、ピアニストとしての新境地に立ち、これからのキャリアを予感させる作品となっています。 カヴァー曲のうち5曲は、桑原あいの音楽を愛する方々にリクエストを依頼して録音。シシド・カフカ、立川志の輔、山崎育三郎、社長 (SOIL & “PIMP” SESSIONS)、平野啓一郎 (アルバム収録順)の計5名がセレクトした多彩な楽曲が、桑原のアレンジにより奏でられます。 録音は、クラシック・コンサート専用ホール「東京オペラシティ リサイタルホール」にて実施。3日間ステージ上のピアノと対峙して紡ぎ出した渾身の演奏を、素晴らしい響きとともに真空パックしています。 アルバム・ジャケットには、オランダの著名な写真家、ヘレン・ファン・ミーネの作品を採用。10年以上前にロシアで撮影されたもので、奥行きのある作品の世界観が表現されています。
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