地球暦196年。 総合巨大企業「ジオ=マトリクス」社は、大破壊以前に進められていた火星探査計画と、人工知能搭載型無人ロボットを利用した「火星テラフォーミング計画」の概要を入手する。ジオ=マトリクスは直ちに大規模な調査部隊を火星に派遣、火星の地球化を発見する。 その後、火星には多くの企業が進出し、約20年かけて火星社会が形成され、地球の全人口の30~40%が移住した。 火星には地球での企業間対立がそのままもちこまれ、むしろ地球よりも激しい企業間武力紛争が繰り広げられることになった。 火星という大地に人類は新たな歴史を刻んでいく。 それは、かつてレイヴンと呼ばれた者たちの時代が再び訪れた事を意味していた。