加藤和彦の“ヨーロッパ3部作”をリマスター音源でリプライス発売。1981年発売の3作目は、パリ・シャトウ・スタジオにて録音した、1920年代パリにおける男女の情景を描いたアルバム。レコーディングにはYMOの3名に、矢野顕子、大村憲司らが参加。シンセサイザーによるテクノ・ポップの要素や響きが、無機質ではなくヨーロッパ文化やベル・エポックの時代の退廃的雰囲気を見事に醸し出している。作詞家・安井かずみとのコンビによる永遠の傑作。