エレクトロユニットTPOのメンバーとしても知られる作曲家/鍵盤奏者 安西史孝が手掛けたSF大河ロマン「イティハーサ」のオリジナル・サウンド・ストーリー。信仰、オカルト、スピリチュアルなど原作のイメージに、古代日本の設定ながら西アジアよりの思想も取り入れたというイメージを壮大なエレクトロニクス・サウンドで表現しています。タブラなどの民族楽器を取り入れながらリズミカルかつレフトフィールドな感覚で描かれた全8曲の構成で、中でも崇高な空気感が広がる完成度の高いエレクトロニクス”魅・悪〜勾珠”、神秘的な歌声が響くトライバル・ニューエイジ”半身〜予兆”は素晴らしいです。あまり神妙になりすぎていないのもこの作品のいいところなのかもしれません。