中島みゆきがソング・ライターとして、他アーティスト：研ナオコ(A-1,3,B-5)、グラシェラ・スサーナ(A-2)、桜田淳子(A-4,B-4)、小柳ルミ子(A-5)、加藤登紀子(B-1)、日吉ミミ(B-2)、ちあきなおみ(B-3)らに提供した楽曲を自ら唄った、自身初のセルフ・カバーアルバム。これ以降、中島みゆきは『御色なおし』（1985年）、『回帰熱』（1989年）と、セルフ・カバーアルバムを制作しているが、それぞれコンセプトが違っていて、この『おかえりなさい』では、「極力デモ・テープに戻すような作業だった」と語っている。 ジャケット写真は、横浜の氷川丸で撮影。氷川丸が、戦後、引き揚げ船として使われていたことと、『おかえりなさい』というタイトルをかけたものか？